扶養内でも派遣のバイトはできる?気になる税金事情と注意点まとめ
家計の足しや軽いお小遣い稼ぎを目的に、派遣バイトで働きに出ようと検討されている方は多いのではないでしょうか。
しかし、労働する上で必ず関わってくるのが税金の問題です。
特に配偶者がいる方は、扶養の関係で色々と複雑になってきます。
例えば、働きすぎた事で自分どころか配偶者にまで影響が出てくる、といった感じでしょうか。
後々の混乱を避けるためにも、扶養で働く際の税金知識はきちんと備えておきたいところですよね。
また、「そもそも扶養内でも派遣バイトはできるのか?」といった疑問もあることでしょう。
そういうわけで今回は、扶養内における派遣バイト事情を詳しく解説いたします。
扶養内でも派遣で働ける?
いきなり結論を申し上げますと、扶養内であっても派遣で働くことはできます。なぜなら、税金が関係してくるのは雇用形態云々ではなく、最終的に稼いだ年収になるからです。ですから、扶養内に関する税金事情は、普通のアルバイト、日雇いのバイト、そして派遣のバイトも全て共通。
「派遣バイトだと普通のアルバイトや日雇いのバイトに比べて税金の額が変わるのかな?」や「扶養内だと派遣で働くことはできないのかな?」などの心配は不要です。
おさらい!扶養内で働くときのメリット
そもそも、あなたは何故自分が扶養家族に入っているのかご存知でしょうか?
そう聞かれると恐らく「配偶者だから」と答える方がほとんどかと思います。もちろん、その答えは大正解なのですが、真の理由は別にあります。それは、あなたのご主人様に大きなメリットがあるからです。
配偶者に入っておくことで、ご主人様は「配偶者控除」というものを受けられます。配偶者控除とは、日本において配偶者がいる場合に限って税金の控除を受けられる制度の事です。控除の金額はご主人様の年収によっても変わるのですが、年収900万円以下なら38万円の控除を受けられます。ですから、ご主人様の納税額が少しでも安くなるという事ですね。
おさらい!扶養内で働くときの税金事情
今度は、扶養内で働くときにおける税金事情を解説いたします。
年収103万円の壁
あなたが扶養内である限り、ご主人様は配偶者控除を受けられます。
しかし、配偶者控除を受けるには、あなたの年収を103万円以内に済ませておかなければなりません。103万円を超えてしまうと、配偶者控除の範囲外となってしまい、ご主人様は控除を受けられなくなります。これがよく言われる「年収103万円の壁」ですね。
そして、年収103万円オーバーでもう1つ厄介なのは、あなた自身にも所得税が発生するという事です。そもそも103万円とは、誰でも受けられる「基礎控除48万円」、給与をもらっている人が受けられる「給与所得控除55万円」を足した数字を意味します。
※2019年度分までは、基礎控除38万円、給与所得控除65万円
ですから、年収103万円以内であれば控除によって所得税は不要となるのです。扶養内で働く際は、年収103万円を意識して頂けたらと思います。
年収103万円を超えてもご主人様の控除は可能
正確には年収103万円をオーバーしても、年収201万6000円までなら「配偶者特別控除」という項目で控除を受けられます。
しかし、それをやろうとすると控除額が減ったり、ご主人様が勤務されている会社でも手続きを行ってもらったりと少々複雑になります。何よりあなた自身に所得税がかかるという事も忘れてはいけません。余ほど稼がなければいけないという事情がない限りは、103万円以内に収めておくのが無難でしょう。
98万円の壁!?住民税に要注意
所得税とは別に発生するのが住民税です。そして、この時勘違いしがちなのは「住民税と所得税の控除額は同じ」と思ってしまう事です。ところが、所得税と住民税は、基礎控除の額に差があるのをご存知でしょうか?
所得税の基礎控除は48万円に対し、住民税は43万円(2019年度分までは33万円)の控除となります。
要は5万円の差ですね。
※給与所得控除額は共通です。
そのため、103万円以内に収まっても98万円を超えてしまったら、住民税は発生してしまうのです。住民税の支払いも避けたい場合、年収98万円以内で済ませる必要があります。
扶養内で派遣バイトするときの注意点
扶養内労働における税金事情については、ご理解頂けたのではないでしょうか。
しかし、税金事情を知ったからといって安心するのは早いです。
あなたがいざ派遣バイトワークを始める場合、以下の点に気を付けましょう。
- 仕事を入れすぎないように!月収は8万円を目安に
派遣のバイトであっても、業種によっては繁忙期や人手不足を理由に、頻繁に呼び出しをくらうことがあります。お願いされて、ついつい出勤するのは良いにしても、稼ぎすぎては意味がありません。登録している派遣会社にはきちんと事情を話し、仕事の日程を上手く調整しましょう。また、月収は8万円を目安にしておけば、所得税はもちろん住民税をオーバーする心配もありません。 - 明細表は絶対に保管
給与が支払われた時に必ず受け取るのが明細表です。明細表は振込額だけ確認してポイする人も少なくはありませんが、それだけは絶対に止めましょう。
明細表というのは、金額の支払いがあったことを証明できる超が付くほど大事な資料です。例えば、ご主人様が年末調整の資料を書くときに必要となってきます。そうしたとき、手元に明細表が無いと色々厄介な事に・・・。ですから、明細表は捨てずに必ず取っておきましょう。また、仮に捨ててしまった場合でも、勤務先にお願いすれば基本的に再発行してもらえます。 - どんな支払い方法でも必ず税金は発生する
派遣型のバイトは、企業によっては手渡しで支払われる場合もあります。手渡しだと「税金はかからないのかな?」と思いがちですが、給与が支払われる以上、手渡しとか振込とか関係ありません。ですから、どんな支払い方法でも必ず税金は発生するという事を覚えておきましょう。
自分から選ぶ時代?おすすめの派遣バイトを紹介!
派遣で働く場合、派遣会社に登録し、そこから仕事の紹介をもらうのが一般的な流れかと思います。また、そのようなイメージを抱かれている方が多いのではないでしょうか。
しかし、働き方は年々進化しており、派遣においても言える事です。ローソンスタッフでは、従来の派遣バイトにはないスタンスの元、スタッフを募集しております。
以下、ポイントです。
- 自分が働きたい場所と時間を選択できる
- いつでもどこからでも自分のスマホ・パソコンで好きなシフトを応募できる
- 給料を好きなときに申請できる(即払いシステムあり)
このように、場所から時間まで自分の好きなように選択でき、シフトの応募もスマホ・パソコンから簡単にできてしまいます。わざわざ企業に出向く手間は一切ございませんので、時間の節約にも繋がるでしょう。
また、給料を決まった日付ではなく、好きなときに振込できるという点も、他の企業にはない強みです。「お仕事は自分で選択、お給料は好きな時」をモットーに掲げ、派遣が働きやすい環境作りに努めております。
扶養内で派遣バイトするときのまとめ
いかがでしたでしょうか。
では、今回お話したポイントをもう一度おさらいしていきましょう。
- 扶養内でも派遣バイトはできる
- 扶養の最大のメリットは、ご主人様が税金の控除を受けられるということ
- 年収103万円を超えたらご主人の控除が受けられないことに加え、自分自身にも税金が発生する
- 所得税と住民税は別。住民税は年収98万円を超えると発生
- 月収8万円以内を目安に働けば、所得税も住民税も発生しない
- 明細表は必ず保管しておく
- 振込だろうが手渡しだろうが税金は必ず発生する
税金に関する事情は結構複雑ですが、その分大きなメリットが潜んでいます。
今回解説した内容をきちんと理解し、あなたの派遣バイトワークに活かして頂ければ幸いです。
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